加藤正樹プロフィール
元日清食品ホールディングス(株)知的財産部長
一度は誰もが口にしたことがある食べ物、カップラーメン。
開発から半世紀、世界に誇る食品産業の地位を確立した即席めん。
その開発から世界的大ヒットまでには多くの困難がありました。
40年の業界経験を通じ、即席めんと知的財産権の歴史を知る立場から、
開発からロングセラー商品を確立した企業戦略についてわかりやすく説明します。
今や、世界食となった「インスタントラーメン」ですが、その産業の成り立ちや発展の歴史、とりわけ知的財産の重要性と戦略論については、すべての業界に通じるものがあります。世界に誇るメイド・イン・ジャパンの技術と歴史を理解することは、新たな創造へとつながっていきます。業界40年の経験を通じて「ヒット商品の舞台裏」をわかりやすく解説します。
専門分野
知的財産/マーケティング/ブランド戦略
経歴
- 1971年 大坂大学工学部卒
- 1976年 日清食品株式会社総合研究所勤務
- 1990年 同社法務課
- 2008年 同社知的財産部部長就任
- 2013年 日清食品株式会社総合研究所退職
- 2014年 一般財団法人食品産業センター勤務
講演内容
ユニークな技術を創出、製品化し、その商品がヒット商品となるには、容易ではありません。
また、それを支える知的財産戦略は、企業の経営者や技術開発担当者にとって極めて重要であり、
具体的な活用の手法が模索されています。
日清食品株式会社のヒット商品である、インスタントラーメンの開発・成功秘話についてわかりやすく説明いたします。
日本から世界市場へ~大ヒット商品に学ぶ知財戦略~
インスタントラーメンを世界の食品にした日清食品ホールディング株式会社。その会社で、知財部門を長年牽引してきた経験をもとに「ヒット商品」の舞台裏にあった知財戦略を分かり易く説明いたします。
ヒット商品に学ぶ知財戦
チキンラーメン誕生の経緯、創業者「安藤百福」のインスタントラーメン開発への情熱、日清食品オリジナル商品や宇宙食の開発などの内容を、スライドを交えたクイズ形式でわかり易く説明いたします。身近なインスタントラーメンですが、ただ食べているだけでは気づかないこともたくさんお話しさせていただきます。学校向け内容です。
日本が生んだ世界食インスタントラーメン。その歴史から見える知財戦略
知財戦略とは何か?今、日本の技術力の再生に期待が込められています。インスタントラーメンが世界的な産業になりえたのは何故なのか?半世紀の歴史をたどりながら、知財戦略の本質を解明いたします。
掲載・執筆
- 知財研フォーラムAUTUMNVOL.95 「日本が生んだ世界食―インスタントラーメン―その歴史と知的財産戦略」
- 明日の食品産業 「日本が生んだ世界食インスタントラーメン」◇海外進出における知的財産管理 商品や製造を中国やアジアで守るために~模倣問題に対する日本側がとるべき姿勢~
- ◇ヒット商品に学ぶ知財戦略 「ヒット商品の舞台裏」
- ◇20世紀の大発明 インスタントラーメン誕生秘話
- ◇日本から世界市場へ ~大ヒット商品に学ぶ知財戦略~
- ◇日清食品のブランドマネジメント
- ◇知的財産教育講演会
- ◇日本が生んだ世界食インスタントラーメン ~その歴史から見える知財戦略
- 他多数
講演実績
- 富士通
- パナソニック
- NEC
- 東芝テック
- 三重大学
- 龍谷大学
- 同志社大学
- 早稲田大学
- 鹿屋体育大学
- 経済産業省経済産業局
- 産業技術センター
- 商工会議所
- 弁理士会
- 発明協会